2015年の喫煙者と一酸化炭素とチャンピックス

2015年の全国喫煙者率調査によりますと、男性は約30%、女性は約10%、全体では約20%の喫煙者がいます。タバコの害は、本人もそうですが、副流煙という、そばにいる人が間接的に害を受ける危険性も多いですので、日本の5分の1もの人がまだタバコを吸っているのでは危険です。さらに禁煙が広がるべきです。タバコの害というとまずニコチンが思い浮かびますが、そのほかにも一酸化炭素やタールなどが含まれています。この3つでタバコの3大有害物質と呼ばれています。このうち一酸化炭素は、血液中のヘモグロビンと結び付いてしまうという特徴があります。ヘモグロビンは血管内で全身に酸素を運ぶ役割をしていますが、タバコを吸って体内に一酸化炭素が多くありますと減ってしまい、酸素の運搬力が落ちてしまいますし、血管も傷つけてしまいます。ニコチンも血管を収縮させてしまいますし、つまりタバコを吸うと血管がボロボロになり、病気がちになるわけです。タールは発ガン物質の固まりです。なお副流煙は、吸っている本人の主流煙よりも一酸化炭素は5倍、ニコチンは4倍、タールは2倍含まれています。タバコにはこの3大有害物質のほかにも数百種類の有害物質が入っていますし、本人だけでなく副流煙で家族や周りの人にも迷惑ですので、今吸っている人は1日も早く禁煙すべきです。禁煙にはチャンピックスが効果的です。飲み薬のチャンピックスは、1日1錠、あるいは2錠を毎日飲んでいくだけです。それにより、タバコを吸いたいと思うこと自体がなくなっていきますので、大変高い確率で禁煙が成功することがわかっています。保険で服用することができますので、医療機関の禁煙外来をまず訪れてみることが大事です。